日々共に一緒に笑おう


「なぁ凱司」

「あー?」

「暇なんだけど」


「…………そうか」



凱司は、視線を上げることなく、手元の書類に何かを書き込む。



「なぁなぁ」

「……んだよ」

「暇なんだけど!」


「………」



ソファーにうつ伏せに寝そべっていた鷹野は、ごろりと床に転がり落ちて。

仰向けの頭を凱司に向けた。





「…なんなんだお前は」


「…………別に」


じろりと睨まれた鷹野は、ふてくされたようにソファーによじ登る。




「………………」

「………………………」

「…………ん~ぁ~……」



「………あぁ!うっせぇ!」




だいたいどうして、こんな日に連休なんか取ってんだ!

やる事ねぇならどっか遊び行けばいいだろッ!!!




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