僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「さぁ、今から30年分の恋するぞぉ~!」


「30年分!?」


「うん、30年分柊哉に甘える!」


「ええっ~マジで!?」


「マジで!! 散々待たされてんから当たり前でしょ?」


「いや、それは別に俺のせいじゃ・・・」


「ダメ。私を幸せにしてくれるんでしょ?」


「うん・・・」


「じゃあ心身共に幸せにして?」


今度は上目遣いでニコッと微笑む。


可愛い・・・


年上でしっかり者なのに、
こんな可愛い一面も持っている、
そんな彩菜が俺は、どうしようもなく大好きだ。


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