僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
俺は寂しさを埋めるための存在?
彼氏の代わり?
別に俺じゃなくてもよかった・・・?
他の男でもよかった?


そんな簡単にあんなこと・・・


ふざけるな!

なんでや、なんでやねん!



俺やから身を任せたと思いたかったんか、
俺やから抱かれたんやと思いたかったんか、
いつの間にか俺は彩菜を自分のもののように思ってたんか?
自分が一番近い存在だと思ってたんか?


だから俺以外の男に抱かれるなんて許せなかった。
俺以外の他の身を委ねるなんて思いたくなかった。
それが彼氏であってもや!


彼氏がいるかもしれないということ、
寂しいから他の男に抱かれてる、
そんな軽い女やということ、
俺はダブルのショックを一度に受けた。


まだそうと決まったわけでもないのに、
俺の中ではそう決めつけては一人でイラついている。


なんやこのモヤモヤした感じは・・・

なんや、この胸の苦しさは!


くそっ・・・くそっ!!


彩菜のアホ!


柊哉の心の中にはいつの間にか
嫉妬という感情が渦巻いていた。
今まで近すぎて感じなかった想い、
女としての彩菜への想いを、
柊哉は気付き始めていたんだ。


だからこそ、彩菜の行動が許せなかった。
軽率な彩菜の行動が・・・


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