僕が恋した、13歳年上のお姉さん  
「おはよう、柊哉!!」


「おっ、晃。 おはよう。」


「なんや、寝れなかったって感じやな?」


「えっ!?」


「目の下にクマが出来てるぞ?」


「えっ!? マジで!?」


柊哉は右手の人差し指を目の下に当てた。


「なんや? まだ悩んでるんか?」


「えっ? ああ・・・」


「柊哉、昨日は悪かったなぁ、
なんかいろいろ言ってしまって・・・
なんかかえって柊哉を悩ますことになったな・・・」


「えっ!? ああ、ええよそんなん」


確かに晃の言ったことが俺の心をかき乱している。
けど、晃は俺を思って言ってくれたこと、
悪気があったわけじゃない。


「それより俺の方こそ悪かったな
情けないこと言って」


「いや、それはええよ。
それより柊哉、
おまえ、マジで彩菜さんのこと好きなんか?」


「えっ!?」


晃は真っ直ぐに俺を方を見た。


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