王子様と恋したい

そんな声とは裏腹に、わたしは蝶が舞うように奴の首を回し蹴り。


刃物は床に落ち、龍雷の総長はその場で気絶した。



はぁ。これで終わった…



「潤…」



わたしが潤を呼ぶと、わかってるよって言って何処かへ電話しだした。


後片付けはいつも潤に任せている。
今回もお任せだ。



潤は、薬物や窃盗の証拠を見つけ通報したのだ。
これで、龍雷は復活することは無いだろう…




「さすが潤だな…。よし帰るか…」



私たちは倉庫を後にしようとしたら後ろの声で足を止めた。



「おい…待てよ。」







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