王子様と恋したい
「そうか。夏希、お前は責任もって龍炎の姫をやれ!」
予想外の言葉に驚きを隠せなかった。
潤も何言ってるんですか⁈と言わんばかりに顔をしかめていた。
「龍炎の姫になったのはお前の責任だ。だから、お前は責任もって坂下夏希として龍炎に全力で守られろ!!
だけどな、龍月としての責任もちゃんともて。夜は蝶月として龍月に全身全霊で捧げろ!!!!」
わたしは兄の言葉で思わず涙ぐんでしまった。
なんていい兄をもったんだろう…
そんな事を知ってか知らずか、兄はわたしの頭に手を置いてポンポンと撫で回しす。
「なぁ、夏希?お前、龍炎の幹部らといて居心地よくなってきたんだろ?
兄だからそれくらいわかる。お前、最近表情柔らかくなったし前より笑うようになったな…心からの笑顔で。
だけどな、お前が蝶月という事はいずれはばれちまう。その時にどうするかはお前が考えて答えを出すんだ。」
優しく語りかける兄に、わたしは涙を流しながら無言で頷いていた。
「お前の居場所は、龍月だけじゃない。もちろん龍月は絶対お前を裏切らない。
だけどな、他にも居場所をつくっていいんだぞ?お前を必要とする人は沢山いる
。また何かあったらお前の兄として相談のるからな。」
じゃあなと言ってかず兄は、去っていった。
帰り際に潤にも何か言ったみたいだ。