TRICK of FATE ~キミと出会えたコト~




*凛side*




「え?!マジで?!凛、すご!」



「すごくない。やだ。めんどくさい」




お昼休みのあの男による誘拐から帰ってきた私は杏から質問攻めをされた。




そして、質問攻めをされてる私をじろじろと新久ファンの女子たちが見てくる。




気分悪い。




有名人っていいもんじゃないな。



「え、じゃあ、恋人同士なの?」



私は嫌そうに頷く。




「うそー!ホントにあのコ春様の彼女なの?」




「信じらんなぁ~い」




「どうせ、脅したりしたんじゃないの?」





は?さすがにその言い方はないでしょ!




私だって顔とかはレベル低いけどどっちかつーと私が無理やり付き合ってるのに!




「気にしちゃだめだよ。凛」



「うん…わかってる。」



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