tender dragon Ⅲ
キスだけで限界。
それ以上の密着なんて、きっと恥ずかしすぎて心臓破裂しちゃう。
「ふーん、そっか。でも俺男だから、彼女と2人きりで我慢できるほど余裕ないんだよね。」
希龍くんのその言葉を聞いて、この先のことを考えてしまった。思わず赤面。
そんなあたしを見て希龍くんは言った。
「まだまだこれからだし。」
「これからって…」
耳元に近づいて
「さっきの続きとか」
なんて言うから、もう無理。