好きになったのは、一匹狼でした。



金髪の男があたしの肩に触れてきた時、ますます体が震えた。


怖い、怖い。




そんなあたしと、金髪男の間を割るように



「……邪魔」



もう一人の金髪の男。



一瞬、この人たちの仲間かなと思ったけど、違った。


この人、どこかで見たことある。




そして、あたしの肩に触れていた男の手を振り払ったのは、


同じ学校で不良だと有名な梶野くんだったのだ。






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