好きになったのは、一匹狼でした。



驚きのあまり、今の状況が判断しきれてないらしい。


モモちゃんのこのポカンとした表情、初めて見た。




「あー、びっくりした……」



ゲーセンを出て、ほっとしたのも束の間。




「びっくりしたのはこっちよ!いきなり何なの!」



モモちゃんの雷が落ちた。




「ご、ごめんって。梶野くんが戻ってきちゃったから、つい……」


「はぁ、ついってねぇ……」



それから何度もお詫びをしながら、モモちゃんご要望のファミレスに入った。






< 79 / 225 >

この作品をシェア

pagetop