双子相愛-そうしそうあい-【完】


「咲希…泣いてるの?」


そう言って顔をのぞき込むお母さん。



「雨だし・・」



そう言って意地っ張りになるあたし。
丘は静まりかえってて


川の流れる音と雨の音しか
聞こえなかった。


「ね…帰ってきて…?

 血は繋がってなくても
 咲希はお母さんの大事な子。」


そんな時に聞こえたお母さんの
優しい声にもっと涙が溢れた。


ずっとずっと…


その言葉を待っていた。
その言葉が聞きたかった。


< 141 / 200 >

この作品をシェア

pagetop