双子相愛-そうしそうあい-【完】
「咲希…泣いてるの?」
そう言って顔をのぞき込むお母さん。
「雨だし・・」
そう言って意地っ張りになるあたし。
丘は静まりかえってて
川の流れる音と雨の音しか
聞こえなかった。
「ね…帰ってきて…?
血は繋がってなくても
咲希はお母さんの大事な子。」
そんな時に聞こえたお母さんの
優しい声にもっと涙が溢れた。
ずっとずっと…
その言葉を待っていた。
その言葉が聞きたかった。