八神 零


「どういたしまして」



俺はニッコリ笑顔を向けると今度こそ、エイトと別れた。


エイトは複雑そうに、だけどスッキリとした顔で笑った。


きっとまだ殺しに戸惑っているのだろう。


…けど、エイトにはエイトの仕事がある。

俺の興味が故に茶々を入れたが仕事から離れる事は許されない。


一度犯した罪からは逃げられない。



恐怖して、悩んで、悲しんで、苦しんで


殺す様を……



俺は最後まで見届けよう。






〜八神 零 side end〜


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