大好きなんだよ!!



―…そして、現在。



「君、可愛いねー!!名前教えてよ?あとメアドも。」





…………怖い。



「…………。」


「ねー聞いてる?」


黙々と無視を続ける私の顔を男の子は覗き込む。



そしていきなり、その男の子は私の腕を掴んだ。



「……や、だ」


廻る視界。


私を襲う吐き気。


ぼやける意識。



―…あ、もうだめだ……




私は反射的に意識を手放したようで。


気付くと、保健室のベッドの上でした。




.
< 2 / 219 >

この作品をシェア

pagetop