① 憑き物落とし~『怨炎繋系』~
「――瑞町さんに、責任はありません」
不意に、私の耳に静かな声が届いた。
「僕の力が足りなかった。申し訳ない」
「灰川さん……そんなことはありません。責任は全て私にあります。全ての諸悪の根源は私自身の存在に関係している。そうなんでしょう?」
「瑞町さん、あなたは史上、類をみない程に特別な意味をもつ存在なんです。この一連の事件は根深く全ての因果を巻き込んでいる。……もう、ここで断ち切りましょう。決着をつけるんです」
私は目を閉じ、深く息を吸い込んだ。
様々な感情が入り乱れ、うねりあげている。破裂しそうだ。
半ば放心状態に近いのに、嵐のような激流を巻き起こす私の心が、打開できない絶望的な現状をなによりも物語っている。
今はとにかく、胸の内を落ち着けるようにつとめる。
そうしているうちに体の感覚が、少しずつ戻りはじめた。
「……体中が、いたい」
「かれこれ、もう丸一日ほど経っています」
不意に、私の耳に静かな声が届いた。
「僕の力が足りなかった。申し訳ない」
「灰川さん……そんなことはありません。責任は全て私にあります。全ての諸悪の根源は私自身の存在に関係している。そうなんでしょう?」
「瑞町さん、あなたは史上、類をみない程に特別な意味をもつ存在なんです。この一連の事件は根深く全ての因果を巻き込んでいる。……もう、ここで断ち切りましょう。決着をつけるんです」
私は目を閉じ、深く息を吸い込んだ。
様々な感情が入り乱れ、うねりあげている。破裂しそうだ。
半ば放心状態に近いのに、嵐のような激流を巻き起こす私の心が、打開できない絶望的な現状をなによりも物語っている。
今はとにかく、胸の内を落ち着けるようにつとめる。
そうしているうちに体の感覚が、少しずつ戻りはじめた。
「……体中が、いたい」
「かれこれ、もう丸一日ほど経っています」