掟破りな彼女。~甘々な先輩と、意地っ張りなあたし~

この気持ち、受け取めてくれますか?




[凛サイド]



「ねぇ、凛ちゃん」


学校を出て、少し歩いて人が少なくなると、気まずそうに先輩が口を開いた。



「…はい」



「えっと…その、幼なじみには告白、できたの?」



「何で…何でそんなこと、聞くんですか…?」



先輩は、あたしが伊吹に告白したこと、良かったって思ってるのかな…?



「先輩、はそんなにあたしに伊吹に告白、してほしかったんですか…っ?」



「え?凛…ちゃん?」



どうしたの?と先輩は驚いているけど、そんなこと気にしていられない。










< 187 / 249 >

この作品をシェア

pagetop