もし僕がロボットになっても
まさとの目には残酷な物ほど美しくみえる。

四角い箱の上からまるで糸でまさとが複数の人形の手足を動かして他人の庭を破壊していくような単純で簡単なそんなゲームをしている感覚であった。

まさとは気に入らない奴がいればそいつを地獄のどん底までおとしめて可愛がる。そして自分の思い通りに動くやつもまた可愛がる。
それが愛という名の形ないものだろう?
そして、それが潤平お前自身だろと、誰かか自分自身に問いかけていた。


まさとはいつも滑稽になる人をみては喜び、それをみて笑っていた。
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