秘密のお姫様【完】

「ん⁇聞こえないなぁ、聞こえる様に言おうかルナちゃん♪」




物凄くニコニコされながら爆弾を落とす。





絶対に聞こえてるでしょう⁉





なんなのよ‼何処まであたしをいじめたいのよ⁉





……瑠奈しっかりするのよ‼





もう一度度胸を出すだけ。それだけよ‼





「……逸輝」




深呼吸をして目をみて名前を呼ぶ。





「よく出来ました」




そう一言逸輝は言うと、フッと微笑んであたしの頭をポンポンと撫でてくれた。





ーーードキッ‼





……逸輝の自然な笑顔始めてみた。





かっこいいかも……。





ってあれ⁇なんだか逸輝を見てるとドキドキする。





「……何、俺に見とれちゃった⁇」




そう言われて気が付く。自分が逸輝をジッとみていた事に。




でも、なんだかそれを認めたらいけない様な気がしたあたしは。




「ううん、見惚れてないもん。ただ、流石は王子様だな〜って思って」