秘密のお姫様【完】



……何してんだ俺。





すぐさま瑠奈から離れて理性を保つ。





驚いたのかそのまま固まっている瑠奈を見てられなくて、あえて近づく。





「あの時より上達してんじゃん。(って言うか上手すぎるんだよ)そのご褒美な⁇」




とりあえず、キスした事はご褒美と言う事にしておく。





瑠奈をみて微笑むと教室から出る。





「はあ、やられた………」




人気のない廊下を歩きながら、呟く。





瑠奈を見ていると、自分を抑えられねえ。





「俺のモノにしてやる」




俺はこれからを考えてフッと笑いながら、南棟を後にした。




< 91 / 487 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop