【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「美怜?いつでも頼ってきてよね?」


莉央が心配そうに私を見つめた。


「ありがと、莉央‼︎」


その後は授業を受けた。


はると慧人が帰って来ることはなかった。


放課後。


「美怜!葉佑が車用意してあるから今日は帰れだって〜」


莉央が不貞腐れ気味に言った。


「何かあったの?」


「わかんなーい!忙しいらしいよ!ちゃんと美怜見届けろよって蓮君が〜」


「そっか!じゃあ帰ろ?莉央♪」


私と莉央は鞄を持って校門前に止まっている車に向かった。

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