【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
私はある程度の支度を済ませ、時間通り10分後に外に出た。


すると黒い車から男の人が出て来た。


「美怜様。お迎えに上がりました。


私…怜様の補佐をさせて頂いてます。


西口…と申します。


先日は御無礼を。お許しくださいませ。」


西口さんは頭を深々と下げた。


「あなただったのね、西口さん。


まぁいいわ。鬼神のところ…連れて行ってください。」


「かしこまりました。どうぞお乗りください。」


西口さんは後部座席のドアを開けてくれた。
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