【完】続・狼王〜全国一の暴走族とわたし〜
「美怜。こっち来い」


彼が私を呼ぶ。


彼と言っても蓮じゃない。


斗真だ。


斗真に従ってただただ彼の言うことを聞く。


「お前、ここに来てから随分大人しいな。

なんか企んでんのか?」


「企む気なんかおきない。

ただ、あなたの指示に従ってるだけよ。」


斗真を見ずにそう言った。


「ふっ……それじゃあつまんねぇんだよなぁ?

俺はお前が怯える顔が見たいんだよ。

助けてって泣き叫ぶ様が見てぇんだよ。

今のお前は薄汚れた人形だ」

< 277 / 438 >

この作品をシェア

pagetop