神様修行はじめます! 其の三
「端境一族は孤立した。悪いことに・・・その鬱憤が内側へ向かった」
昨日まで玉座に君臨していたものが、一転して罪人。
奴隷のような扱いで周り中から爪弾き。
憎まれ、恨まれ、嘲られて・・・頭を下げて頼まねば、日々の食事すら手に入らぬ。
なぜ自分達がこんな目に?
何ひとつ悪いことはしていないのに。
自分達こそ一番の被害者だ。
なのにこんな目に遭わなければならないのは・・・。
全て・・・雛型の家族に、矛先が向かった。
「罪を犯した者の家族が攻撃され、非難されるのは常じゃ。いつの世にもそれはあった」
―― ズキンッ!! ――
絹糸の言葉が鈍いナイフのようにあたしの心臓を刺した。
罪を、犯した者の家族が・・・
「人は不運や不幸の原因を見つけたがる。そしてそれを根こそぎ払い落として安堵したいのじゃ」
あんな罪を犯したのは、親の育て方が間違っていたから。
そんな親に育てられた兄弟も、ろくでも無いに決まっている。
きっとそうだ。そうに決まっている。
全てはあの一家が元凶なんだ・・・。
行き場のない感情が集中砲火となって、雛型の家族に降り注いだ。
一家は、他の一族ばかりか端境からも攻撃の対象とされてしまった。
「で、でも、家族の事は門川が守るって・・・」
「言ったであろう? 門川は何ひとつ約束など守る気は無かったと」
「あ・・・」
門川の敷地内に囲い込み、他の一族からはなんとか守れても。
同一族からの仕打ちまでには手も回らない。
雛型の家族が酷い扱いを受けたとて、別段、門川にとっては痛くも痒くもない。
一家も、今回の惨劇に対しての大きな負い目がある。
何をされても、誰にも文句は言えなかった。
溜まりに溜まった端境一族の鬱憤の、ちょうど良いガス抜きじゃった。
だから門川は何もせず、見て見ぬ振りをし続けた。
昨日まで玉座に君臨していたものが、一転して罪人。
奴隷のような扱いで周り中から爪弾き。
憎まれ、恨まれ、嘲られて・・・頭を下げて頼まねば、日々の食事すら手に入らぬ。
なぜ自分達がこんな目に?
何ひとつ悪いことはしていないのに。
自分達こそ一番の被害者だ。
なのにこんな目に遭わなければならないのは・・・。
全て・・・雛型の家族に、矛先が向かった。
「罪を犯した者の家族が攻撃され、非難されるのは常じゃ。いつの世にもそれはあった」
―― ズキンッ!! ――
絹糸の言葉が鈍いナイフのようにあたしの心臓を刺した。
罪を、犯した者の家族が・・・
「人は不運や不幸の原因を見つけたがる。そしてそれを根こそぎ払い落として安堵したいのじゃ」
あんな罪を犯したのは、親の育て方が間違っていたから。
そんな親に育てられた兄弟も、ろくでも無いに決まっている。
きっとそうだ。そうに決まっている。
全てはあの一家が元凶なんだ・・・。
行き場のない感情が集中砲火となって、雛型の家族に降り注いだ。
一家は、他の一族ばかりか端境からも攻撃の対象とされてしまった。
「で、でも、家族の事は門川が守るって・・・」
「言ったであろう? 門川は何ひとつ約束など守る気は無かったと」
「あ・・・」
門川の敷地内に囲い込み、他の一族からはなんとか守れても。
同一族からの仕打ちまでには手も回らない。
雛型の家族が酷い扱いを受けたとて、別段、門川にとっては痛くも痒くもない。
一家も、今回の惨劇に対しての大きな負い目がある。
何をされても、誰にも文句は言えなかった。
溜まりに溜まった端境一族の鬱憤の、ちょうど良いガス抜きじゃった。
だから門川は何もせず、見て見ぬ振りをし続けた。