神様修行はじめます! 其の三
「しま子!」
思わず差し伸べたあたしの手を、しま子が押しのけた。
『危ないからこっちへ来るな』と言うように、首を横に振っている。
黒い地面が本当にそこまで迫っているし、背後に逃げ場は無いし、どうしたらいいんだろう!
「くっ! もう一度!」
「やめい小僧!」
再び術を発動しようとした凍雨君を、絹糸が制した。
「おそらく、この液体とお前の氷系の術は相性が悪いのじゃ!」
「だって、このままじゃ全員溶かされちゃいますよ!」
「我に任せよ!」
絹糸の毛並みがザワザワと波立ち、濃厚な妖気の白煙が立ち昇る。
まさか変化するつもり!? 絹糸、当分変化はできないんじゃなかったの!?
「無茶したらダメだよ絹糸!」
「今はそれどころではないわ!」
神獣へ変貌を遂げようとしていた絹糸の体が、それを阻むように黄色い光に包まれた。
「うぐぅっ!?」
ノドの奥が詰まったような声を上げ、絹糸の体が硬直する。
「ぐ・・・う・・・」
それでもかまわず、絹糸は気の力を高め続ける。
黄金の目が鋭く尖っているのは、変化の兆候だけじゃない。苦しいんだ。
神獣としての全霊力を無効化されそうになり、全力で抵抗している。
で、でも無理だよ!
端境の結界術の中でどんなに力を発揮しようとしても、無理!
底の抜けたバケツに、セッセと水を入れてるようなもんだよ!
思わず差し伸べたあたしの手を、しま子が押しのけた。
『危ないからこっちへ来るな』と言うように、首を横に振っている。
黒い地面が本当にそこまで迫っているし、背後に逃げ場は無いし、どうしたらいいんだろう!
「くっ! もう一度!」
「やめい小僧!」
再び術を発動しようとした凍雨君を、絹糸が制した。
「おそらく、この液体とお前の氷系の術は相性が悪いのじゃ!」
「だって、このままじゃ全員溶かされちゃいますよ!」
「我に任せよ!」
絹糸の毛並みがザワザワと波立ち、濃厚な妖気の白煙が立ち昇る。
まさか変化するつもり!? 絹糸、当分変化はできないんじゃなかったの!?
「無茶したらダメだよ絹糸!」
「今はそれどころではないわ!」
神獣へ変貌を遂げようとしていた絹糸の体が、それを阻むように黄色い光に包まれた。
「うぐぅっ!?」
ノドの奥が詰まったような声を上げ、絹糸の体が硬直する。
「ぐ・・・う・・・」
それでもかまわず、絹糸は気の力を高め続ける。
黄金の目が鋭く尖っているのは、変化の兆候だけじゃない。苦しいんだ。
神獣としての全霊力を無効化されそうになり、全力で抵抗している。
で、でも無理だよ!
端境の結界術の中でどんなに力を発揮しようとしても、無理!
底の抜けたバケツに、セッセと水を入れてるようなもんだよ!