ヒミツなんだからね



ゆうは真っ青だった。



『大丈夫か?どうした?』




俺はゆうの肩を抱いた。



『いやっ。触らないで。怖い。』



やっぱ、女だ。


てか、どうした。



前になんかあったのか?




『大丈夫だよ。何もしない。』



初めて会ったとき、今までに感じた事の
ない感情を感じた。



震えるゆうは少しずつ落ち着いてきた。



『落ち着いたか?』



『うん。』



焦った。



てか、なんで男子校にきたんだ?



でも、女で良かった。



おかしくなったかと思った。



『ごめんな。』


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