ナンパ男との恋【番外編】
そして、
そんな私の誕生日から2日後の
日曜日。


「春菜、出かけるから起きろ」


朝早く 輝樹の声で起こされた。


ほんと・・・・


「輝樹って休みの日
起きるの早いよね・・・」

仕事の日は
あんなに寝起き悪くて
不機嫌なまま仕事行くのに

休みの日は

仕事の日より早起きな時があるし。


「そりゃ、休みくらいしか
春菜と一緒にいれねぇじゃん?」


また そういう事を
自然に言うし・・・・


そういう言葉1つ1つに
動揺して照れて
顔が緩んでしまう自分も
いつになったら
慣れるんだ・・って話だけど。


準備を済ませ
車に乗り込んだはいいけど、


「どこに行くの?」

「買い物」

「何買うの?」

「春菜の誕生日プレゼント」

「私!?」

「あぁ」

「いらないって言ったじゃん」

「そんなの聞かねぇし」

ほんと頑固なんだから・・・

誕生日前日に

ほしい物聞かれて

何もなかったから

いらないって言ったのに。







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