ナンパ男との恋【番外編】

「何か あった?」

「え?ううん、何も」

「面接も終わったし
ちょっと 話でもする?
缶ジュースでも
おごってあげるよ」


そう言うと

私の手を引き

外へと出た。


温かいココアを手に

駐車場横の日当たりのいいベンチへ座り


「風なくて あったかいね~
何か おばあちゃんになった気分」


そんな事を言いながら

私の顔を じっと
ニコニコしながら見ている。


「どう?新婚生活は?
うまくいってる?」


「うん・・・」


「その割には 何で
そんな顔してんのよ?」


あかりさんって

やっぱり 鋭い・・・


「すっごく楽しくて・・・」

「うん?いい事じゃん?」

「楽しいと
反動で寂しさが・・・
1人だと
どう過ごせばいいのか
よく分かんなくて・・・」


「んー・・・・
まぁ、春菜の場合
仕事やめちゃったから
逃げ場がないわけだしねぇ。
そんな事考える暇がないのが一番なんだけど・・
あいつが 春菜を外に出すわけないし・・
てっとり早く 
子供でもつくれば?」


「子供!?」

「子供いれば
そんな暇なくなるって」

子供・・・・か。


< 81 / 218 >

この作品をシェア

pagetop