ケチャップのないオムライス【短編】





「驚いたわよね」



「…はい。徳永くん、皆から好かれてて、人気者でしたから。




そんな人が亡くなるなんて」





私は深呼吸をして落ち着いてからカットを再開した。




ショックだった。


すごく、




ものすごく。





「ごめんなさいね、暗い話しちゃったわ」
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