never give up

裏切り者と裏切り者

次の日。
私は、少し熱っぽかったので、医者に行ってから登校した。
学校に着いたのは、1限が始まる10分前、STの時間だった。

「おはよーっ、遅れてごめんね!」

私はいつも通り、笑顔であいさつした。

しかし…クラス中が沈黙で、時が止まったかのようだった。

「聞こえなかったのかな?梓音だよ?」

私がそう言ったとき、まさかと思う人から信じられない言葉が返ってきた。
< 14 / 34 >

この作品をシェア

pagetop