電車であった彼女
「自信ありそうな顔してるなら今日ちゃんと告白してこいよ?」


関川のこんなからかいの言葉にも今の僕なら自信を持って頷くことができた。


「おっ! 今日はやる気だねぇ。その調子で頑張れ!!
そういえば玲奈ちゃんとの待ち合わせの時間は大丈夫なのか?」


「待ち合わせしたのは16時にN駅に…」


「N駅ってこっから25分くらいかかることない?
間に合うのか?」


「そうだよ」




そう言いながら自分の時計を見ると時刻は15時45分という時間を示していた。


「関川。わりぃ!
今日は帰るわ。約束の時間が間に合わんようになるから……
じゃあ、行ってきます」



僕は自分の鞄を持って教室をあとにした。



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