サイコーに不機嫌なお姫様。



「ツッチー待って……やっぱ恥ずかしいよ」


「何で?」


「裸、見られるとか考えられないっ」



駄々こね始めちゃったよ。こんななおも俺にしか見せないでよ?



「好きなら拒否んな。俺だけしか見ないんだから……」



男の俺に途中でやめろって言うほうが無理なんだよ……



手をスカートの中に入れた瞬間……



ピンポ一一一一ン



…………………………。



「……ツッチー」 


「いや、空耳だ。気にするな」



ピンポ一一一一一ン



……もうっ!!
なんでいつもっ!!



「宅配便かなんかじゃない? 早く出なよ!」


「嫌だ! 無視! シカト!!」



今日こそはなおの両腕を握って、足も俺が体がのっていて完璧な守り。



「ツッチー!! どいて!! またどつくよ!?」


「出来るもんならどうぞ?」



バカな俺……


ひとつだけ、がら空きな場所があったんだよ。






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