王様&王子に買われました!?
涙が自然と溢れ出していく・・・・




「ふぇっ・・・」





泣き走った先は、真琴君の病室だった。




そういえば、今日行ってなかったし・・・とかいうのは言い訳。




ただ・・・誰かに心を癒してもらいたかっただけ。




ガッラ~




中に入ると、本を読んでいる真琴君がいた。





「実華ちゃん!!久しぶり。」




そういえば、この一週間いってなかったからなぁ~・・・。




「確か、明日で入院だね。」



「うん、明日からもう家に来れるからね。」



「うん、良かったよ。」



真琴君には家を出たことも、透と別れたことも言っていない。
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