私の旦那様は特殊捜査官
琴美がいる場所を聞き、

オレは必死に走っていた。

琴美の姿が見え、

琴美もオレに気が付いた。


琴美は、以前事件に巻き込まれた際、

足にけがを負い、後遺症が残った。

杖もいらなくはなったが、足は未だに引きずっている。


そんな琴美が、

その足を引きずりながら、

オレの元に掛けてきた。


オレは琴美を抱きしめる。

琴美は泣きながらオレの服をギュッと握った。


「琴美、何で結が誘拐だと分かるんだ?」

オレの質問に、更に顔が歪む。


「知らない番号から、着信があったの。

結を貰うって・・・

何の冗談だと思ったけど・・・

イヤな予感がして、秀に電話したの。

そしたら・・・」

それ以上はもう、言葉が出なかった。

自分の顔を両手で覆い、

琴美は泣いている。
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