好きだなんて言わなければよかった【完】
けど、
「…あぁ、悪いけどあんた帰ってくれる?」
まるで興味がないといった表情を浮かべ、真生くんは冷たく、そう言い放つ。
「…なっ」
女の人もそんな真生くんの態度に言葉を失ったようで、
ギュッと唇を噛みしめ、荷物を掴むと、
「…っあんたもどうせ、真生くんの遊び相手の一人のくせにっ…」
今にも泣き出しそうな表情で、
私を睨み付けながらその女の人は、そんな捨て台詞を吐き捨てて部屋から出ていってしまった。