エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
藤山は結婚後、ヒロトの生活には干渉しないと言ったらしい。

けど、あんな寝言を言うようでは、ヒロトの方が不安だ。

そう簡単に乳離れできるんだろうか。

本当は今すぐにでも、マザコン男の性根を叩きなおしてやりたい。

あたしは心の中でヒロトを罵倒しまくっていた。

『いくらプロポーズの日だからって、デートの内容をいちいちママに報告してんじゃないっつの!』

『タマゴは半熟じゃないと食べられない?』

『いい歳して甘えたこと言ってんじゃねぇ!』

『マザコン野郎。あたしがハードボイルドに叩きなおしてやる』

内心はSMの女王みたいになっていた。

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