エクスタシー 2 〜極貧のオンナ?〜
―――エコノミークラスにヒロトが座ってる……。
あり得ない。
―――まるでハネムーナーみたいに、母親である藤山とイチャイチャしてる。
信じられない。
暗然としながらピーナッツと飲み物を配るあたしに、藤山が
「ヒロトの移動はいつもファーストクラスでしょう? 忙しい子だし、このままじゃ、あなたの働いてる姿も見ないままラストフライトになりそうだから」
と、自分たちがここにいることを説明した。
「ヒロトにあなたの働いてる姿、見せといてやりたかったの」
―――そんなの、ヒロトが自分で考えることじゃん。
ヒロトへの気持ちがますます萎える……。
ちらっと薬指のヴァンクリフを見る。
それでも気持ちが浮上して来ない。
あり得ない。
―――まるでハネムーナーみたいに、母親である藤山とイチャイチャしてる。
信じられない。
暗然としながらピーナッツと飲み物を配るあたしに、藤山が
「ヒロトの移動はいつもファーストクラスでしょう? 忙しい子だし、このままじゃ、あなたの働いてる姿も見ないままラストフライトになりそうだから」
と、自分たちがここにいることを説明した。
「ヒロトにあなたの働いてる姿、見せといてやりたかったの」
―――そんなの、ヒロトが自分で考えることじゃん。
ヒロトへの気持ちがますます萎える……。
ちらっと薬指のヴァンクリフを見る。
それでも気持ちが浮上して来ない。