幼なじみは年の差7歳


もう送ってもらうのをやめる。

そうすれば無理にお金使わせちゃうこともない。

「別に、冬馬さんに送ってもらえばいいのに」


「やだ。お金使わせたくないもん」


「ふぅん、まぁ好きにやってみたら」

麻実ちゃんはそう言って先に教室に行ってしまった。


私は一人、これからのことについて考えていた。
送ってくれなくていい、とどう理由をつけて話すか、などなど。


「美和ちゃんだよねー?」

そんな私にに声をかけてきたのは、見知らぬ男の子。

……誰?
< 10 / 231 >

この作品をシェア

pagetop