幼なじみは年の差7歳


「はいわかりました」と言えば彼女はきっと私を解放してくれる。

だけど、言えない。


私は――。


「……イヤよ」


冷たい瞳が更に冷たくなる感じがした。

無表情となったアイコさんは私を見つめたままだ。


「何?よく聞こえなかったんだけど?」

笑顔は無く、脅すような瞳。


コワイ、でも逃げちゃダメ。



「イヤよ……私は別れない。
冬馬兄ちゃんと離れたりしない!」




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