私と兄の関係
学校が始まったのは、いいけど後ちょっとで運動会の練習が始まる。

嫌だなぁ。

今は、学活の時間。

今日は、運動会の実行委員を決める事になった。

「誰か運動会の実行委員になってくれるやつ居るか? 男女1名ずる立候補してくれ」

先生が言った。

実行委員か。

実行委員って忙しいよね?

実行委員すれば忙しいし、お兄ちゃんと会う時間が減る。

お兄ちゃんとは、気まずいし……

実行委員にもしよっかな?

「はい、私やります」

私は、手を挙げた。

「おお、白井やってくれるか? ありがとな。後、男子1人」

「はい、俺やります」

鈴木君が手を挙げた。

へぇ~、あの鈴木君がやるんだ。

何か意外……

だって鈴木君は、大人しいからこう言うのやらなそうなのに……

「じゃあ、白井と鈴木に決まりだ。皆、拍手しろ。後、明日から実行委員の仕事頼むな」

「「はい」」

私と鈴木君は、返事をした。

明日からか。

まぁ、いっか。

実行委員もすれば内心も上がるし……

それに何かした方がお兄ちゃんの事、考えないで済むから。

今、思えばお兄ちゃんの事を避けている私はサイテーだよね?

お兄ちゃんだって気まずいのに今まで通りにしてくれてるのに……

私は、お兄ちゃんの事ばかり考えてた。

放課後―

「由梨、一緒に帰ろ」

「うん」

私と若葉は、一緒に帰った。
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