私と兄の関係
「1日目は、デートで2日目は、皆でパーティーで3日目は、お兄ちゃんと2人っきりのパーティーかな。お兄ちゃんは? 」

私がそう言うとお兄ちゃんは、「おっ、それいいな。じゃあ、それで行くか。特に3日目が楽しみだな」とニヤニヤしながら言った。

お兄ちゃんは、もう想像してる。

お兄ちゃんのエッチ。

「お兄ちゃんのエッチ。また、想像してるでしょ? やっぱお兄ちゃんと2人っきり何か怖いから全部皆でクリスマス会しようか? 」

私は、言った。

「それは、嫌だ。俺は、由梨と2人っきりでクリスマス過ごしたい」

お兄ちゃんがだだこねて言う。

ほんと子供見たい……

「プッ。お兄ちゃんってほんと単純。すぐ信じちゃうんだ。さっきのは、嘘に決まってるじゃん」

私が笑いがら言うとお兄ちゃんは、「由梨の嘘つき。嘘付いたから罰ゲーム、ありな」と言った。

えっ、罰ゲーム?

そんなのヤダ……

「お兄ちゃん、ごめん……もう嘘付かないから罰ゲームは、なしで。ねっ? 」

「一度言った事は、嘘に入るからダメ。じゃあ、罰ゲームしよっか。じゃあ、1つ俺の言う事聞いてもらおうか。俺の事、好きって言う証拠ちょうだい」

お兄ちゃんが言った。

えー?

お兄ちゃんにケチ……

お兄ちゃんを好きって言う証拠?

それって何すればいいの?

「お兄ちゃんのケチ。好きって言う証拠って何すればいいの? 」

私は、言った。

「簡単だよ。用は、俺を満足させてくればいいって言う訳だからな。まぁ、本当に俺の事好きだったら俺がして欲しい事分かると思うけどな」

お兄ちゃんは、意地悪そうな表情をして言う。

お兄ちゃんがして欲しい事?

何だろう?

んー、分からない……

どうしよう……

分からないって言ったらお兄ちゃん、しょげるかな?

でも、本当に分からないもん。

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