私と兄の関係

そんな私を皆、静かに見守ってた。

骨を焼く時、また涙が出てしまった……

お兄ちゃんを焼くって事が嫌だったから……

もうお兄ちゃんと会えないから……

多くの人が泣いていた。

もちろんお母さんやお父さんや若葉や雅人君や陽介君も。

お葬式が終わって何人の人も私に声掛けてくれた。

「由梨、大丈夫？　元気、出してね」

そう言ったのは、若葉。

「由梨ちゃん、辛いけど頑張ってね」

そう言ったのは、雅人君。

「由梨ちゃん、健斗の事一生想ってあげててな」

そう言ったのは、陽介君。

陽介君とは、あんまり話した事ないけど友達思いで優しい人だなぁって思った。

「白井がまさか居なくなるなんて先生は、悲しい……」

そう言ったのは、お兄ちゃんの担任の山崎先生。

お兄ちゃんと同じクラスの人も皆、泣いていた。

お兄ちゃんは、最後まで皆に思われて骨になって消えた……

私は、家に帰ってお兄ちゃんの部屋に行った。

するとお兄ちゃんの机に置かれていたプレゼント見たいな包みに目を向けた。

その上には、手紙が置かれてあった。

私は、手紙を読んだ。