【完】最強の男に寵愛された姫
なーんて、本気に考え出した私は玲くんが嬉しそうに笑ってるのを見逃してしまった。





「姫華・・」





「・・・あ、えっ?」





「俺はお前を命を懸けて護る。何があってもお前を族の争いに巻き込んだりはしない。」





玲くんはそう言って私を引き寄せた。





そして、私の心臓を爆発寸前まで追い込む一言を言った。





「愛してる───絶対、離してやんねぇから。」





「・・っはい!!総長様♪」





このとき不安がなくなっていったような感じだった。





でも、まだ少し・・ほんの少しだけ一筋の不安があったのは確かだった。






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