【完】最強の男に寵愛された姫


目を覚ますと病院だった。

あとからお母さんから知らされた話

薬の嗅ぎすぎにより目をなかなか覚まさなかったこと。

たまたま友達と家に遊びに来る途中だったお兄ちゃんが見つけてすぐに助けてくれたこと。

そしてお母さんは言った。

「いろんな家庭環境で育った子が沢山いるありふれた普通の親子なんてなかなかいない。私たちもそうでしょ?血は繋がってない。でも家族は家族よ。だから困ったことがあったら助けて欲しい時は必ず相談しなさい。ひとりで溜め込まない。約束しなさい。あなたが無事で本当によかった。」

私はこの言葉を聞いて泣きながら何度も頷いた。

こんな素敵な人が私のお母さんで良かったって何度も何度も思った。

そして、数え切れないくらいありがとうと何度も言った。


そして、次の日からカラフルな集団は見なくなった。
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