【完】最強の男に寵愛された姫
電話を切って私の心に不安が広がる。





「ど、どうしよぉ~玲くん…何かイライラしてるぅ~」





涙目の私に夏は「大丈夫よ」それだけしか言わなかった。





それから私たちは二人で門に向かった。





でも、玲くんがイライラしていると分かっている今では足が重い。





ノロノロと歩く私に夏も怒り「歩け」ととてつもなく冷たい。





「私は誠二に会いたいんだけど。」





夏の乙女発言・・・ヤバイ、明日は地球が滅ぶときだ。





「はい!速く歩きます!!」





地球が滅ばないように私は頑張って歩きます!!





だけど、これは私の人生を変えることを急かしただけだった。





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