空色

よくこの3人で学校まで行く事が多い

でも下駄箱で和人とはお別れ…。

「じゃあな優奈、裕一」

「また後でねー」

「またな、和人」

和人だけ違うクラスなんだよねー。
クラス表見たときはショックだったな

「優奈ちゃんなんであんな事言うの?」

「あんな事って?」

「ただの友達って…」

「だってそおでしょ?和人には好きな人いるし…」

「そおだけど、無理はだめだよ」

「無理なんかしてないから大丈夫!」

ニカって笑って見せたけど上手く笑えてなかったのか裕一君に不安な顔させちゃった…。


裕一君は面白いし優しい
私が和人の事好っきって事も知ってる
応援するって言ってくれてる
でも、和人には好きな人がいる…


教室に着いて机に伏せた
なんか今日は色々考えちゃう
どおしちゃったんだろ…。


「おはよー!優奈今日もいい天気だね」

「おはよー、美春」

この元気な子は竹島美春、私の好きな人を知っている大事な親友。
可愛いくて元気でスタイルもいいし、
もちろん彼氏もち
彼氏君もとってもカッコ良くて美春とお似合いなんだよね。


「なんか優奈元気ない?」

「うーん、なんか色々考えちゃって」

「そっか、和人君のこと?」

「うん…」

「私は優奈と和人君とってもお似合いだも思うんだけどな」

「そんな事ないよ…和人には実咲ちゃんがお似合いだよ」

「もぉ、また実咲ちゃん?和人君もおかしいよねこんな近くに可愛い子がいるのに」

「そんな事ないよ…」

キーンコンカーン

「予鈴鳴ったから席に戻るね」

「うん」


いつかは和人の隣りが私じゃなくて実咲ちゃんになるのかな…?



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