空色
第二章
それから5カ月が経ち
寒い季節の12月がやってきた


私達はいつも通り2人で通学している

だから今はいつものように電車を
待っているところ


「はぁー寒いね」

私は手袋をしていない手にはぁーっと
息を吹きかけながら言った 

「そおだな、もう12月だし雪も降ってもいいころだもんな」

「うんうん!いつ雪降るかな?」

「さぁ?やっぱ24日とか?」 

「サンタさんが来るからだよねー!」

私は目をキラキラさせて言った

「お前まだ信じてんの?」

「何を?」

「いや、なんもない」

そうゆうと呆れたよう言うと来た電車
に乗りこんだ


ガタンゴトンガタンゴトン


電車の中は温かくて寝てしまいそうになる 
和人はそんな私を見ながらクスクス
笑っていた

「何よー」

「なんか睡魔と戦う優奈が面白くて」

「そんなに見ないで」

「別にいいじゃん」 



駅に着くまでずっーと見られていて
眠気なんて去っていった


< 57 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop