空色

年下の男の子

ジリジリジリジリジリジリ


「うーん…」

今日はなんだか体が重かった
私は寒いからだからだと思っていたけど 
「はっくしゅん」

うわぁ熱?
寒いからくしゃみ出ただけ!

準備をして玄関を出た

「行ってきます…」

「元気ないけど大丈夫?」

「へーきへーき」

そう言うとゆっくり歩いて行った


「優奈今日も寝坊か?」 

ニヤニヤしながら和人が立っている

「うーん、ちゃんと起きたんだけど体がおもくてさぁ…」

「大丈夫かよ」 

「だい…はっくしゅん!」

「お前!もしかして風邪引いてんじゃねえの?」

「違うよ」

「風邪引かないようにって言っただろ
優奈は体が弱いんだからさ」

「分かってるよ…」

「分かってない!」

そう言うと和人は私にマフラーを
かけてくれた


和人に包まれてるみたいで温かい
目をつむり温かさを感じていた

パッと目を開けると目の前に和人がいて
おでことおでこを合わせた


「な、なにっ」

「熱は…まぁ微熱ってとこだな」

ただでさい熱で暑いのによけい暑くなってきた

「お前顔赤いぞ、大丈夫か?」

「大丈夫!」


顔赤いのは和人のせいじゃん…

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