空色


でも美春に言われた事もいちりある
今日頑張って声かけてみよっかな…。


サッカー部の練習が終わり私は慌てて
サッカー部の部室に行った。


てか、あの人なんて名前なんだろ?
名前知らずに声掛けるっておかしいよ。

どおしよ…。


うろうろしてると一人の男の子が声
を掛けてきたその男の子が裕一君だった。

「どうしたの?誰かに用?」

「えっとあの人に…」

私は彼を指差すと

「あぁ、和人ねちょっと待って」

その時初めてしった彼の名前を忘れる
事はなかった。
“和人“か…いい名前だな


「何?どうしたの?」

「あの…えっと、よかったら一緒帰らない?」

私の声は小さく震えてた
同じくらい彼も照れていて早口になっていた。

「い、いいよ
ちょっと待っててね」

「は、はい」

2人共照れていて何も喋れなかったのを
覚えてるなぁー。


駅まで2人で並んで帰った
途中でコンビニによってあんまんを食べたんだ。

「私あんまん好きなの」

「そおなんだ、俺は肉まんかな」

「肉まんも美味しいよね」

「半分こする?」

「そうしよっか!」

って笑いながら言うと彼も笑った
その笑顔が眩しくてこんなに近くで
見れるなんて夢みたいだった…。




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