君の匂い
「変な事言わないでよ」
「別に普通だけど…?」


余裕そうに、榊くんは笑う。絶対、からかってるっ!


「やよ、キスしたい…」
「皆に見られる」



あぁ、と榊くんは言いベランダに連れて来る。



「これでいいじゃん♪」

…良くないよ、誰かに見られるに決まってる。



「やよ、やよ〜キス!!!
キスしなきゃ死ぬ」


駄々こねるな〜っ!


.
「大丈夫だって
カーテン閉めてあるし誰も見ないから」


そもそも、そうゆう問題ではなく付き合ってもいないのにキスは出来ない。



「しませんっ!」
「弥生ちゃん、ダメ?」


甘えても無駄だっ!
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