男子校の秘密【BL】
作者のバカヤローッ!!

心の中で絶叫しながら、とうとう観念しかけた時。

ヒュッ
バッコーン

……あ?何の音だ?

目をパチクリとさせていると、急に体の拘束が解かれた。

「お前なあ、いい加減にしろ」

声がした方向を見上げると、野球のユニフォームを着て、肌がいい具合に日焼けしている男が立っていた。

スラリとしていて、茶色というよりはブロンズ(銅)の色に近い髪を持つその男は、こちらもまた整った顔立ちをしていて、幹仁のファーストキスを奪った男といい勝負だ。

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