学校一のモテ男といきなり同居
「なんなら、事実にしちゃおーか」


…えっ?


言葉の意味を考えている間に、井上くんに腕を引かれ、ベッドの中へと引きずりこまれた。


そんなあたしは、超パニック!


「きゃーっ、なにするのよっ!!」


「俺のこと、好きになれよ」


腕を押さえつけられ、馬乗りになられる。


これって、半ば脅しだし!


一体なに考えてるのっ!?


だけどこの状況に、ドキドキしているあたしもいる。


優しく見つめられ、なんだか変な気分。


こんなヤツだけど、一応相手はモテ男。


もしかして、本気で思われてる?なんてことが脳裏によぎった。


それでもあたしは、なんとか反撃にでた。


「冗談じゃないっ!!誰があんたなんかっ」


そしたら、勝ち誇ったようにニヤリと笑われた。


「だよなぁー。俺もお前だけは、ムリ」


なっ…!

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